061 機械人形

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えーはい、本日はね
僕と一緒に機械人形の歴史について学びます
最近クエストを終えた方も多いのではないかとね
まあ順に解説していきますからね
ではまず第1世代の説明です

 純粋機械骨格に人工心臓を入れ、科学的に作られた人工肌を持っている。
 頭脳には魔法スクロールを応用した「記憶スクロール」を組み込んだ球形機械頭脳を使用。
 機械骨格を使用しているため、質量が大きくなる。
 また、限定的なスクロール容量なため、複雑な学習ができず、
 人間的な感情表現が不可能という二つの欠点がある。

まあ簡単に表せばターミネーターですかね
では機械人形師キル・ハイルさん渾身の第1作目がこちら



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なんかいっぱい作っちゃった!!
惜しい! これは惜しいねー!
いやー外見はほぼ完璧なんですけどねー
おんなじの何体も並べたらどう見てもロボだって!

しかし、そんな失敗を踏まえて誕生したのが次に紹介する第2世代なのです
はいでは説明を読んでみましょう

 第2世代の機械人形はセージのスクロール作成、
 アルケミストのホムンクルス製造等を応用した新しい機械人形。
 第1世代同様に機械骨格と人工心臓を動力源としているが、
 ホムンクルス製法を利用した人工ボディーを備えている。
 また、「記憶スクロール」の10万倍以上の容量と耐久性を持った
 「圧縮記憶スクロール」によって、より人間に近い学習が可能。

まあサイボーグ009みたいなもんですかね
でも5体作られた中たった1体しか現存してないので数が足りませんね
前回作りすぎたからってこれは少なすぎでしょう!
さて、そんなプレミアムな機体が彼です



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おお! これはかなりの出来じゃないですかね!
外見も人間らしい、というか人間の中でもかなりイケてるほうです!
よし、では早速起動させてみましょう

キエル、発進!



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ブォオオオ! ってあかーん!!
いやいやいやいや、はみ出しすぎ!
科学者ってのは大抵どこかしらズレてるもんですがさすがにこれは人外でしょう
いやあメカメカしいなんてもんじゃない!

まあしょうがない、限定生産だとプライドが出ちゃうんです
この問題点を解決してくれるのがついに登場、第3世代なんですよ
その説明がこちら

 機械骨格を使わない純粋なホムンクルスのボディーを持ち、
 擬似ユミルの心臓の欠片を改造した人工心臓を動力源としているため、
 人間のような生体機能を持つことが可能。
 記憶スクロールは、第2世代に使われた「圧縮記憶スクロール」を改造した物を使用。
 第2世代のスクロールより性能は落ちてしまうが、
 安定性は上がり生産コストを抑えた量産型「圧縮スクロール」となる。

出ましたお馴染みユミルの心臓の欠片
そろそろユミルの心臓付き携帯電話とか登場しちゃうんですかね
そんな鳴り物入りで登場した第3世代が彼女です



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素晴らしい! ここまで生身を感じさせるとは!
これで先行生産された試作機だというのですから驚きだ
もちろん後継機が作られました!
ええでは見ていただきましょう
さあ! あの彼女をベースになんということでしょう!
匠の粋な計らいによって!



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どっからどうみてもロボに

……あああいけない! これはいけない!
どうして! どうしてこんな悪夢のリフォームになってしまったのか!!

だがしかし!
今回僕は、スペックの公開されていない次世代機
そう、第4世代プロトタイプの撮影に成功しました!
これは実に貴重なフィルムです!

さあ、それではどうぞ!



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すげえええええマジ半透明だああああ!!
これ全身クリアパーツじゃん!!
……
ってそんなんいまどき子供でも食いつかねーよ!!
いつのガンプラだよ!!

いやーしかし、良いんですかね
だって第2世代とまったく同じ形ですよこれ
原点回帰とかそういうのにはまだ時期尚早だと思うんですけどねー

ってあれ、エリザは?



 
posted by zusuyo at 00:29 | 51−75

060 誰ニモマケズ

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湾にも負けず

皿にも負けず

魚にも奴のクリエにも負けぬ

気丈なこころをもち

慾にまみれ

すぐに怒り

いつも「w」と笑っている

一日中騎士四人と

修羅と大量のござるに囲まれ

あらゆることを

自分を倍の勘定に入れ

よく見聞きしても分からず

そしてすぐ忘れ

プロの南の臨時の広場の

大きな人だかりの中心にいて

東に高時給のパーティあれば

行って座ってやり

西にレア出た人あれば

行ってその分配の半分を貰い

南に引退しそうな人あれば

行って遺産あずかろうか? といい

他の女子の話題があれば

つまらないからやめろといい

逆境の時は嘘の涙を流し

狩りの間はわざとおろおろ歩き

みんなにかわいーと言われ

怒られもせず

話題の中心からもれず

そういう姫に

わたしは

なりたい

 

 
posted by zusuyo at 00:00 | 51−75

059 最強のMVP

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本体はHPこそ低いもののかなりの堅さ
各種属性チェンジも習得しており、弱点を突くことは至難
念属性になることさえある
そして少しでもHPが減ると無限にヒールを撃つ
そのうえ各種状態異常に耐性を持ち、
もし状態異常に掛かったとしても一瞬で解除

その取り巻きに経験値は無く、
使用するスキルは攻守多様で個々のステータスも高い
しかも倒されたとしてもすぐに再召喚される

僕は、アークビショップ(女)より強いMVPを見たことがない

 

 
posted by zusuyo at 00:00 | 51−75

058 重量

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「私の父は、私が幼いころに家を捨て出て行きました
 しかし残された母の女手一つでは、やはり生活が厳しく
 毎日、近くの八百屋で葉クズを貰い、
 それを料理することで二人なんとか食べていける状況でした
 そんな辛い日々で歳を重ねた私は、何もかもに嫌気が差し、
 生活を、父を、挙句には母すらも憎むようになりました
 そして、それらから逃げるように騎士団へ入団を志望しました

 母へ仕送りをすることで見えない罪から許されようと、
 がむしゃらに狩りを続けていたある日、一つの高額レアを拾ったのです
 しかしなぜかパーティメンバーの反応は薄い
 そうか……! 私がレアを拾ったことに気付いていない様子でした
 狩りを終えた私は……
 精算いりません と一言だけ残して
 逃げるようにその場を後にしました
 そして、その時のレアを売ったお金で買ったのがこの槍です
 スパイラルピアース!!




──────────

「今日もあいつがMVPか

「ああ、一撃で色々沈むな

「さすがギルドで最も重い男



 
posted by zusuyo at 00:00 | 51−75

057 マスカレード

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ならず者が擦れたブーツで地面を鳴らす
歩道のまんなかを真直ぐ歩く騎士の隊列にとって
その不安定なリズムはとても居心地が悪い

ならず者はそれを見てニヤニヤ笑い、
また一度、地面を鳴らした


ならず者が誰に聞かせるでもなく口を開く
意味を生む為に詠唱を行う魔法使いにとって
その価値を携えないワードの羅列は怪訝に思え、
何も聞こえていない振りをする

ならず者はそれを見てニヤニヤ笑い
また一つ、話を作った


そんなならず者がある日
真に迫る瞳で、語り、誰もの心を揺らした

それは単なる仮面で、
それはありふれた言葉の組み合わせで、しかし
誰もがそれに気付く事はなかった

ならず者はそれを見てニヤニヤ笑うが
嘘は、誰も何も不幸にせずあるべくとして

ただ、ただ笑っているだけだった

 

 
posted by zusuyo at 00:00 | 51−75

056 収集品

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……





\\\\


??




僕はもう無い、プレゼント商人へと消えた君の収集品

 

 
posted by zusuyo at 00:00 | 51−75

055 風邪

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「今日、なんか体調悪くて仕事休んで、
 そんで暇だから狩りしてんだけどさー
 全然効率でないし、レアどころかプチレアすら一つも落ちないし
 しかも切断して戻ったらしんでるしさー
 あー、せっかく休んだのに勿体ねー


『寝てなよ

「え!? わかってくんないの!?

『いや、なにその反応


「……あーあーあーあーそっか
 こういうのも全部、風邪っていうのかもな……

『そういう事言うのは別のビョーキだよ

 

 
posted by zusuyo at 00:00 | 51−75

054 シュレディンガーの姫

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「ぁw

『ん? レベル上がった?

「ううん、別窓してたら転がってたw ねぇ起こしにきてw

『え、画面見ててよ? こんな安全地帯の無い狩場でお座りしてるんだし
 別窓してたら絶対転がるに決まってるでしょ!?


「ぇ? なんで絶対転がるの?

『いやなんでって…… 周りアクティブの敵ばっかりじゃん

「でも、あたしが別窓から戻って確認するまではさ
 転がってるかどうかってこと、ハッキリはわかんないよ?

『転がってたでしょ?

「だからー! それはあたしが確認したからだよ!

『は? 見るまでは転がってないってこと?

「違うの、転がってるあたしと転がってないあたしがいて
 ちゃんと見るまではどっちかだけとかならないの

『わけ解んない

「とにかく確認するまでは決め付けられないってこと!


『だったら最初から画面見ててよ

「ぇー暇ぢゃん;; ほら"退屈は人をころす"って言うよ?

『"無関心"もね?

「そんなのしらない><、

 

 
posted by zusuyo at 13:36 | 51−75

053 マッド

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ボルセブが危険な研究を行っているとの報告があり、
我々調査チームは、レゲンシュルム研究所へ確認を取りに向かった
 

「キヒッ……キヒヒヒッ!
 ついに、俺は悪魔を造り出してしまった……!

『ボルセブさん! 一体何の研究をしているんですか!?

「これかぁ!? 聞けェ!
 シジミ70匹分の移動力を持つ……アンバーナイトだ!

『……それは通常のアンバーナイトの何匹分ですか?

「さあな! まだシジミとしか比べとらんから判らんなぁ?

『では栄養価は?

「キヒッ! そんなものは全くのゼロ! 無だ! 無! 無!!


『そうですか ……こっちのごちゃごちゃした塊のような生物は何ですか?

「キヒヒヒヒィ! そいつはGMN-48、
 48もの身体が組み合わさった新しくもどこか懐かしいジェミニ!!

『なぜその場から動かないのですか?

「コンセプトが『会いに行ける中ボス』だからなぁ!


『この山積みになったダンボールの中身は?

「中古のラグナロクオンラインDS

『特典は使えましたか?

「使用済みだった、けど結構ハマったぞぉ! キヒッ! キヒヒッ!


『ふむ、研究費は自己負担してください


──────────


−狂気を宿したマッドサイエンティスト
 の代わりに、書類の山が無人の研究室を守っていた−

 

 
posted by zusuyo at 13:53 | 51−75

052 毎日

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幾万年先

365分の何日お祝いをして、
365分の何日お祈りをしているだろう?

チックタック鳴っている音は同じまま、
針にぶら下がる重さの失われた質量はかすかも減らないのに、
涙の数字が半分になる時間が人の寿命を越える事はない

でもね、そんな計算よりも
他人毎の他人事を持った他人や自分と、
ただたった一秒先、一緒にいるっていう口約束をしてみよう

どう?
ちょっと守ってみたくなるでしょ?


破っても、いいよ、って言ってあげてね

 

 
posted by zusuyo at 18:19 | 51−75

051 鉄板構成

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マスター「野郎供! ギルハンの時間だ、今日の狩場はガーデン! 行きたい奴は挙手しろ!」

──────────

マスター「よし、今日のメンバーはアクビ、RK、RG、連、WL、湾、民、皿、ジェネだな?」

影葱「ノ」

マスター「影葱もか」

マスター「ふむ、それなら今日は行き先をニーズ討伐に変更しよう」

影葱「任せてください」

マスター「効率を考え、構成を最小限まで減らすか…… 外されたメンバーは涙を飲んでくれ」

全員「了解です」


マスター「さてまずタゲは誰が持つ?」

影葱「抱えられます」

マスター「そうか、火力は足りているのか?」

影葱「十分な程です」

マスター「では前衛二人とレンジャーには外れてもらおう」

RK&RG&連「仕方がありません」


マスター「あとはそうだな、回復役は何人だ?」

影葱「必要ありません、吸収と少量の回復財で補えます」

マスター「ではアクビには外れてもらおう」

アクビ「仕方がありません」


マスター「大分絞られてきたな…… ならばどのような補助が必要だ?」

影葱「ブラギは効果がありません、SPも吸収できますし、脱衣もされません」

マスター「民湾、皿、ジェネには外れてもらおう」

他「仕方がありません」


マスター「そして荷物持ちの俺は……」

影葱「消耗品はほとんど使いません」

マスター「そうか、では俺も外そう」

──────────

皆「頼んだぞ影葱! 俺達の分まで頑張ってきてくれ!!」

影葱「ウォオオオオオオオ!!」



マスター「……よし、では我々はガーデンに行こう」

 

 
posted by zusuyo at 00:00 | 51−75